以前、「ピアノ練習のハードルを下げよう」ということを書いてきましたが、今回もその続きです。
ピアノって、やっぱり継続が大切なのは、なんとなくみなさん感じていることかなと思います。
例えば週末に1時間まとめて練習するよりも、毎日10分でも少しずつ続ける方が、
効果的だったりします。
でも最初の間・・、というかまだ練習の習慣に慣れていない場合、その「10分」にたどり着くまでが結構大変だったりしませんか?
「今日は疲れたな……」
「やる気が出ないな……」
そうしているうちに、だんだん弾かなくなってしまう状況って割と考えられますよね😅。
そして、大人の場合は、趣味として始めることが多いので、最初から好きな曲を弾いていく方も多いと思います🎹ただ、曲って初心者の時ほど「形になるまで」が長く感じたりするんですよね・・。
なので今日は、ハードルを下げて
👉「スケールから始めてみよう!」
という方法について書いてみたいと思います。
もしかして、単なるスケール??って思われるかもしれませんが
✅ 指使いが自然に身につく
✅ 手を動かす感覚に慣れる
✅ 「今日はこれをやる」が決めやすい
✅ 曲の練習よりハードルを下げやすい
✅ 調の雰囲気が少しずつわかってくる
✅ 曲を弾くための土台になる
など初心者さん、または時間の制約がある大人にとって沢山のメリットがあります。
今回はこちらを説明したいと思います。
そもそもスケールって何?🎹
スケールというのは、日本語では「音階」と呼ばれるものです。
とても簡単に言うと、
音を一定のルールで順番に並べたもの
になります。
例えば、一番よく知られているハ長調(Cメジャー)なら、
ド → レ → ミ → ファ → ソ → ラ → シ → ド
という並びになります。
学校の音楽の授業などでも、一度は見たことがあると思います。
そして、ただ上がるだけではなく、
ド → シ → ラ → ソ → ファ → ミ → レ → ド
と戻ってくることも多いです。
スケールって実は意外と奥深く難しいんです
「スケールってつまらなそう・・・」
って思うかもしれませんが、意外と難しいです・・。
例えばハ長調(ドレミファソラシド)を2オクターブ上がって戻るだけに見えても、
・指をどこでくぐらせるか
・指使いをどうするか
・両手をどう合わせるか
・一定のペースで弾けるか
など、意外とやることがあります。
でも、一見すごく単純そうなので、弾いてみてたら
「こんなのもできない……」と思うかもしれません。
だけど、そう思う必要は全然ないです🙆♀️!
むしろ結構難しいことをやっています。
私が思うに、割と長く趣味でピアノを弾いている方でも、全ての調のスケールを2オクターブでスラスラ弾ける人は、実はそれほど多くないのではないかと思います。
大人だからこそわかるスケールの意味
私自身も大人になってから、こういうスケールを弾けることの大切さを改めて感じました。
子どもの頃もある程度はやっていたのですが、
あんまり意味はわかっていなかったと思います。
でも大人になると、
「これは指使いの練習なんだな」
「曲を弾くための土台なんだな」
という意味がわかるようになりました。
これは実は、大人になってから始める強みでもあるんじゃないかなと思います。
スケールは調の感覚も身につく
そしてスケールの良いところって、指の練習だけじゃないんです。
弾いているうちに、
「この調ってなんとなくこんな感じかな?」
という感覚も少しずつ出てきます。
例えばシャープが、1つ増えるごとに何となく響きの印象が変わってくる感じがあります。
もちろん感じ方は人それぞれですが、
「少し明るい感じがする」
「少し緊張感がある感じがする」
そんな感覚も出てくると思います。
さらにクラシックのコンサートで、
「この曲はト長調」なんて書いてあることがある時。
そんな時も、自分でスケールを弾いたことがあると、
「あ、この曲ってこういう世界なんだな」
パッとイメージできますよね✨
これは、ただ知識として知っているのとは少し違う感覚だと思います。
実際の練習方法🎹
それでは具体的な練習方法について、私の経験から提案してみます。
①まずはハ長調(C major)から始めよう
最初は右手から。
しかも、自分が思っているテンポの2倍くらいゆっくりで大丈夫です。
本当に、
「ド……レ……ミ……ファ……」って感じくらいでもいいと思います😊
②指使いを確認しよう
右手の場合、途中で親指をくぐらせる動きが出てきます。
最初はここが結構ややこしいです。
「今どの指?」
「次はどの指?」
そんな感じで確認しながら進めていけば大丈夫です。
そして指使いですが、スケールの本に書いてあります。
スケールの教材ですが私は、実は子ども向けのものが結構おすすめです。
JWP249R バスティン数こなし式サプリメンタリー -基礎力が身につく!- スケールカデンツ&アルペジオ
薄くてシンプルですし、音符も大きくて見やすいです。
「子ども用だから簡単すぎるかな?」と思う必要は全然ないと思います😊
でも、何でもいいので、自分が「これならできそう」と思えるものを選ぶのがおすすめです。
③右手→左手→最後に両手
右手ができたら次は左手。
左手は小指から始まるので、また少し感覚が違います。
右手、左手ができたら、最後に両手で合わせてみます。
もちろんここでもゆっくりです。
実はこういう反復のやり方って、スケールでも曲でもあまり変わらないんですよね。
片手で確認して、ゆっくりやって、少しずつ合わせていく。
これは、そのまま曲の練習方法にもつながっています。
なので、スケールだからといって、
「ただの機械的な練習」
では決してないのです。
そして実は……
少しずつ慣れてきて、両手で2オクターブ行って、ちゃんと元の場所に戻ってこられた時って、結構気持ちいいです✨
曲ではないんだけれど、
「あ、できた!元の場所に帰って来れた!」
というスッキリした達成感があります😁。
意外とスケールって、ただの地味な練習ではなくて、やってみると色々な発見があります😊
④スケールってどこまでやればいいの?🎹
ここで、
「シャープもあるし、フラットもあるし、メジャー(長調)もマイナー(短調)もあるし……全部やるの?😅」
と思う方もいるかもしれません。
最初から全部やる必要は全然ないです🙆♀️
私なら、まずはシャープ3つ、フラット3つくらいまでがおすすめです。
【長調(メジャー)】
・ハ長調(C major)…調号なし
・ト長調(G major)…♯1
・ニ長調(D major)…♯2
・イ長調(A major)…♯3
・ヘ長調(F major)…♭1
・変ロ長調(B♭ major)…♭2
・変ホ長調(E♭ major)…♭3
【短調(マイナー)】
・イ短調(A minor)…調号なし
・ホ短調(E minor)…♯1
・ロ短調(B minor)…♯2
・嬰ヘ短調(F♯ minor)…♯3
・ニ短調(D minor)…♭1
・ト短調(G minor)…♭2
・ハ短調(C minor)…♭3
最初は全部を完璧に覚える必要はありません😊
「黒鍵が増えるとこんな感じなんだな」
「調によって雰囲気が少し違うな」
そんなことを感じられたら十分だと思います。
ちなみに、YouTubeや海外の教材では C major、A minor のような
英語表記がよく出てくるので、一緒に見ておくと意外と役立ちます✨
🎹 まとめ:単純だけど実際にやってみないと得られない
スケールは、練習すれば誰でも弾けるようになるものだと思います。
でも面白いのは、実際にやってみないとわからないことが本当に多いことです。
頭で「こういうものか」と思っていても、実際に指を動かしてみると、思ったより難しかったり、逆に思ったよりできたりします。
結局、自分でやってみないとわからないことって、本当に多いですよね。
この学びは、絶対、今後の曲の練習に生きてきます!
今回は、もし初心者で、継続に不安があって、曲の練習に少しハードルを感じるなら、
始めやすいスケールからどうでしょう、という提案でした。何かのヒントになれば幸いです。


