はじめに・・
大人になって「楽器を習いたい。何か曲を弾いてみたい。」となった場合、
友達から、「おすすめの楽器は?」と聞かれたらピアノはどうかな?と言います。
ピアノって子供の頃の習い事の定番でしたよね。
余りにも、普通の選択過ぎると思いましたか?
大人になってからせっかく習うんだから、
ピアノじゃない楽器の方が面白くていいかも…とも思いましたか?
確かにピアノは楽器としては余りにもポピュラーで、誰しもが子供の時は一度は
習っていたかもしれません。
なので、目新しさはないかもしれませんが、それでもピアノがお勧めだよというのには
理由があります。
すでにピアノを習うことを決めている方にも、この記事を読めば、今一度納得する手助け
になると思います。
他の楽器を習ってみようかなと思っている方にも、参考になる点もあるかもしれませんので、
私の経験も踏まえて紹介したいと思います。
やっぱりピアノがおすすめな理由5
- 先生が見つけやすい
- 電子ピアノのバリエーションが沢山ある。(練習環境が整えやすい。)
- リソース(楽譜など)が沢山ある。
- ギター等のようにチューニングの必要がない(押せば音がなる。)
- (例えていうと、)ピアノだけで、オーケストラ並みの演奏が可能!
ここで詳しく見てみましょう。
1.先生が見つけやすい
この要素はピアノを習おうとする人にとってはとても大切です。
一般的に知られているとは思いますが、日本で一番習われている楽器はピアノです。
街を歩くと、ヤマハのピアノ教室だったり、個人にピアノ教室教室だったり、
何かしらの看板を目にする事も多います。
先生も他の楽器より比較的沢山いるという事なので、
より多くの先生から自分にあった先生に出会うチャンスがあるという事になります。
「習いたい先生が周りになかなかいない・・。」「どこで見つければいいのかわからない・・。」
だと、どうしても、楽器を初めて習う場合「やっぱり、難しいのかな?無理なのかな?」
と思って最初の壁にぶつかってしまいます。
なので、自分の住んでいる場所に先生がいるというのは、学習初心者とって、
習うハードルが低くなる要素です。
2 . 電子ピアノのバリエーションが沢山ある。(練習環境が整えやすい。)
ピアノの練習は、言語学習とかなり似ているところがあります。
例えば、英語を上達したい場合は、1週間に一度、2時間勉強するよりも、毎日、
15分程の勉強を行う方が効率的で、身につきやすいという事は良く知られていると思います。
大人になるとまとまった時間を作るのは難しいので、思った時、スキマ時間に練習・学習が
できる環境を作るというのは、時間の限られている大人にとっては大切な要素です。
そんな私達にとって、電子ピアノは、練習環境をかなり整えることが出来る大きな味方
となってくれます。
電子ピアノならばヘッドホンを使用する事で、音が外に漏れないので、朝や夜、
時間を問わず練習する事ができます。
もちろん、電子ピアノではない通常のピアノとは、音もタッチ(弾いた感触)も違います。
しかし、通常のピアノ買った所で、私の場合ですが、昼間は働いているため弾くことが出来ません。
また、早朝、夜に弾くとご近所迷惑ですので、弾いたとしても、休みの日の昼間のみになります。
その時の為にだけ通常のピアノを持つのは、コスパも悪いし、練習時間の制限もあるしで、
総合的に判断し、自分のライフスタイルに合う電子ピアノを購入しました。
(もちろん、防音室がある場合は通常のピアノがいいですが、
多くの方にとって当てはまらないと思います。)
大きな家電店やヤマハなどの音楽店に行くと、沢山の電子ピアノが販売されています。
大体、予算の中から選ぶ事になると思いますが、それでも豊富なバリエーションの中から、選べるのも楽器がピアノだからという事が大きいと思います。
私の体験談としての、電子ピアノの探し方、練習の仕方についてはまた記事として
アップしたいと思います。
3. リソース(楽譜など)が沢山ある。
理由2と少し被る部分はありますが、ピアノに関わる楽譜、教材本は
他の楽器に比べて断然多いです。
クラシックの練習曲は当然として、ポピュラー音楽をアレンジした練習曲も沢山あります。
他にレベル別、大人、子供別と様々な細かなバリエーションがあります。
学びを助けてくれるリソースの選択肢の多さも、ピアノをお勧めする重要な理由です。
4 . ギター等のようにチューニングの必要がない(押せば音がなる。)
ちょっと話はずれますが、私はごく短期間、クラシック・ギターを習っていた事がありました。
ギターは、弾く前に音を調整する(チューニング)必要があります。
このチューニングという行為が、ピアノしか弾いていなかった私としては、
(かなり情けない話ですが…)、大層、面倒に感じました。
チューニングの方法も覚えなければいけないし、さらに弦の変え方も覚える必要があったりと、
とにかく初心者の私にとっては練習する前のちょっとしたハードルでした。
(ちなみに通常ののピアノも調律という音を調整する事が必要ですが、
通常はプロの調律師さんにお願いします。)
もちろん、私だけの特殊な感想だと思います。
が、その時、なんてピアノってオープンな楽器なんだろうと思いました。
イメージ的には、パソコンがいつも起動していて、直ぐ仕事に取り掛かれるイメージです。
単純過ぎますが、押せば音が鳴ってくれるのです。
結局、自分と楽器との相性もありましたが、私の場合は残念ながらギターは諦めてしまいました。
しかしながら、ギターを習うことで、ピアノに対する新たな認識を得ました。
楽器を習うにあたっては、こうした練習以外の要素も事前に知っておくのも、
大切な事だとも思いました。
5 .(例えていうと、)ピアノだけで、オーケストラ並みの演奏が可能!
ピアノは、音の出せる範囲(音域といいます。)楽器の中で最大です。
オーケストラにある全ての楽器の音域を出せます。
高い音から低い音までピアノだけでカバーできます。
それって凄いですよね!
また、両手を使う事から、伴奏も旋律も弾く事ができます。
クラシック音楽では、一つの曲でオーケストラ曲とピアノ曲用
2つのバージョンがあるのも珍しくありません。
例えば、私が以前ピアノで練習していた曲に、
「グリーグ作曲のホルベルク組曲 (Holberg Suite by Edvard Grieg)」という曲があり、
こちらはオーケストラとピアノバージョン2つ存在しています。
曲を練習している当時、興味深く聞き比べをしていました。
オーケストラver.は、様々な楽器から出てくる幾重にも重ねられた豊潤な音が、
全体に広がっていく印象を受けた一方、ピアノver.は、一音一音にまで、
はっきり耳に入ってきて、その曲のエッセンスをダイレクトに感じられたのが印象的でした。
話は戻りますが、こうしたピアノのみできる音域の広さ、
演奏の多様さはピアノしかない魅力的な点です。
【最後に】自分のライフスタイルに合った楽器を見つけよう。
以上、私が、もし楽器を習うなら、ピアノをお勧めする理由5選でした。
(言うまでもないですが、他の楽器も魅力的です。)
また、どんな楽器でも曲を弾くには練習が必要です。大人になってからは、
自分のライフスタイルに合った楽器の付き合い方を考えることが楽しく継続できるコツだと思います。
もし、ピアノを始めるに辺り、ちょっとでも参考にして頂ければ幸いです