「ピアノを続けたいけど、練習の時間が取れない」
「そもそも家にピアノがない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、ピアノがなくてもできる練習法や、少し視点を変えることで上達につながる工夫があるんです。
ピアノ練習は、生活に“馴染ませていく”もの
ピアノの練習を継続していくには、練習時間を自分のライフスタイルに少しずつうまく組み込んでいくことが大切です。
ピアノは、今の生活に“プラスアルファ”の要素。つまり、現実的には何かをやりくりして時間をつくる必要があります。
また当然ですが、ピアノは楽器がないと練習ができません。
机に向かう勉強と違って、外出先で「ちょっと時間が空いたからカフェで練習しよう」といったことはできませんよね。
どうしても練習場所が限られるという点は、継続の難しさにつながっているのかもしれませんね。
でも、少し視点を変えてみると、ピアノがなくてもできる上達法は意外とあるんじゃないかなと思いました。
今回は私の経験から、おすすめの2つの方法をご紹介します。
1. 楽譜を読もう👀
楽譜を読む習慣をつけておくと、実際にピアノに向かった時の練習が効率よく、より充実したものになると思います。
私の子供頃の話になりますが、家族で住んでいたマンションの上階に、ピアノ学科の音大生の娘さんがいるご家庭が住んでいました。
その方がピアノを弾くと、下の階にも音がよく響いてきたのですが、ある時気づいたのです。
その音大生は、どんな曲でも最初から両手で弾いていたのです。
「いきなり両手で弾けるなんて、さすが音大生!」と思ったのですが、後に聞いたところ、「楽譜を本のように毎日読んでいる」と教えてくれました。
私も何年か経ち、わかるようになりましたが、音大生ともなると、弾く曲の数も多く、練習時間はいくらあっても足りません。
だからこそ、事前にしっかり楽譜を読み込んでおくことで、実際の練習が効率的になり、スムーズに両手の練習へ移れるのだと納得しました。
このことを通じて「ピアノ練習って、弾くことだけじゃないんだ」と気づかされました。
働いている方なら、通勤時間や昼休みなど、“ピアノに触れられない時間”にこそ楽譜を読む習慣をつけるのがおすすめです。
❓ 楽譜を読むって、どういうこと?
私が思うに、ただ音を目で追うだけではなく、次のようなことを丁寧に見ることです。
- 音の高さやリズムを確認する
- わからない記号や音楽用語を調べてみる
- 左右のタイミングの違いをチェックする
例えば、右手と左手が「同じように見えて、実はタイミングが違う」といった箇所には、鉛筆で薄く印をつけておくと良いですね。
2. 心の中で歌おう♫
楽譜を見ながら音符を指でなぞって、心の中でその曲を歌ってみることも効果的です。
もしなんとなくでも「なんか引っかかるな…、上手く歌えない・・」と感じた部分があれば、そこは実際に弾いても難しいポイントかもしれません。
そうしたところは、印をつけておいて、実際の練習で「ゆっくり丁寧に」取り組むと上達が早くな流と思います。
まとめ|“ピアノがない時間”を味方にする
ピアノがない状況でも、できることは限られているかもしれませんが、決してゼロではないと思います。
日々のすき間時間を使って、「読む・感じる・イメージする」といった練習も、立派な“ピアノの学び”のひとつです。
🎵 今日から始められることリスト
□ 1日5分、通勤中に楽譜を読んでみる
□ 楽譜に音楽記号をメモする
□ 心の中で1小節ずつ歌ってみる
今後も、生活の中に音楽を取り入れられるアイデアがあれば、
ブログでご紹介していきたいと思います🎹