音程という言葉は、音楽を専門にしていない方にはあまり知られていない言葉かもしれません。
でも実は、音と音がどう感じられるかを決める“音楽の基礎の基礎”なんですね。
メロディが明るく聞こえるのか、
少し切なく感じるのか。
和音が気持ちよく響くのか、
緊張感を生むのか・・・。
そのどれもが、
音程(音と音の距離) が関係してます。

その仕組みは難ししそうに見えて、
意外にシンプル。
まずは気軽に、音と音の距離の世界をのぞいてみませんか?
それでは、音程の世界🌍へ行ってみましょう。❕
私の音楽理論の説明は、音楽を専門にしていない方──
たとえば職場の同僚に話すようなイメージで書いています
できるだけ難しくせず、ふだんの言葉でやわらかくまとめています。
音楽理論には、さまざまな説明や本があります。
もし読んでいて「ここ気になるな」「もう少し知りたいな」と思ったら、どうぞ自由に調べてみてください。
その小さな興味が、学びを広げてくれる大事な一歩になります。このブログが、そのきっかけのひとつになれたら、とても嬉しいです☺️。
🎵 どうやって数えるの??
最初から説明します!

🎵 まずは、全音と半音!(音程を理解する前のいちばん大事なこと)
音の「へだたり」を理解するために、まずは 半音 と 全音 を知っておくのが、とても重要なのです。
✔ 半音(はんおん)
ピアノで、となり同士の鍵盤どうしの差
のこと。
白鍵 → 黒鍵、
黒鍵 → 白鍵、
または白鍵 → 白鍵(ミ→ファ、シ→ド)
が半音になります。
👉 これが音楽の世界でいちばん
小さい“1ステップ”となります。
✔ 全音(ぜんおん)
半音2つぶん のへだたり。
例:
- ド → レ= 全音 (ドから、ド♯で半音、と、ド♯からレの半音で全音になります。)
- ファ → ソ= 全音(こちらも、間に黒鍵があります。)
🔰 簡単なまとめ - 半音=いちばん小さい音の段差
- 全音=半音2つぶん
音程は、この「全音と半音」の組み合わせで数えます。
では、2つの音の間にある 音程を数えてみましょう。
(数字+〜度という言葉で表します。)
- ドとド(同じ音):1度
- ドとレ:2度(ドから数えて、ド、レで2つ目)
- ドとミ:3度(ド、レ、ミで3つ目)
- ドとファ:4度
- ドとソ:5度
- ドとラ:6度
- ドとシ:7度
- ドと高いド:8度(1オクターブとも言います)
🎵 次は、音程の「種類」を分けてみます。
さっき、2つの音の間にある 音程を数えてみたとき、2度、3度、4度・・、など度数がわかりましたよね。
実はこの度数によって音程の「種類」 が決まります。
では、その種類を見てみましょう🎵。
大きく分けて2つのグループになります。
実際にに弾ける鍵盤がありましたら、弾いて響きを確かめてください!
1. 基本:完全グループ(パーフェクトな仲良し!)
1度、4度、5度、8度がこのグループです。完全〜度と呼ばれます。
これらの音程は、響きが安定して、気持ちよく聞こえることが多いです。
度数 音程 半音の数
1度 完全1度 0個
4度 完全4度 5個
5度 完全5度 7個
8度 完全8度 12個
2. 基本:長・短グループ(ちょっと変化するグループ)
2度、3度、6度、7度がこのグループです。
このグループには、
長(ちょう) と 短(たん)
にさらに分かれます。
例えば・・・
- 長3度:ド → ミ(明るい響き)
- 短3度:ド → ミ♭(少し暗い響き)
※フラットがつくとミが半音下がる
同じ「3度」でも、
音と音の間の広さ(半音の数)
が違うため、長と短に分かれます。
なので、最初の半音と全音の仕組みを理解していることは
すごく重要なんです。半音が幾つその音の間に入っているかに注意してくださいね。
そして、これは2度・6度・7度でも同じ仕組みです。
✔ 2度(にど)
- 長2度:ド → レ(自然で明るい)
- 短2度:ミ → ファ(半音で、近くて緊張感がある)
✔ 6度(ろくど)
- 長6度:ド → ラ(明るく広い響き)
- 短6度:ド → ラ♭(少し暗い感じ)
✔ 7度(しちど)
- 長7度:ド → シ(上に引っ張られる感じ)
- 短7度:ド → シ♭(落ち着いた響き)
ポイント:広い → 長、せまい → 短。
👍長・短を判断する半音の数をまとめました。
ここでは分かりやすく、ドの音からの例でまとめていますが、
半音の数は、どの音から始めても必ず同じ です。
たとえば、ド→ミが4半音で長3度になるように、
レ→ファ♯も同じく4半音なので長3度。
「スタートの音が何か」は関係なく、
半音の数=音程の種類 になります。
| 度数 | ドの音からの場合 | 半音の数 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 1度 | ド → ド | 0半音 | 同じ音 |
| 2度 | ド → レ | 2半音(長2度) | 半音1つなら短2度 (ド→レ♭) |
| 3度 | ド → ミ | 4半音(長3度) | 半音1つ少ないと短3度(ド→ミ♭:3半 音) |
| 4度 | ド → ファ | 5半音(完全4度) | |
| 5度 | ド → ソ | 7半音(完全5度) | |
| 6度 | ド → ラ | 9半音(長6度) | 半音少ないと短6度(ド→ラ♭:8半音) |
| 7度 | ド → シ | 11半音(長7度) | 半音少ないと短7度(ド→シ♭:10半音) |
| 8度 | ド → 高いド | 12半音(完全8度) | オクターブ |
⏫ 増(ぞう)と減(げん)って何?(ちょっと難しいけれど大事!)
今まで、説明した、基本の長・短・完全の音程をさらに半音1つ分広げたり、
狭めたりすることができます。
「増」や「減」という名前がついています。
音の響きは、ちょっと不安定で、
緊張感を持っています。
➕ 増(ぞう)
- 「長」や「完全」の音程を半音だけ広げたもの
- 例えば「長3度」を半音広げると 「増3度」
- 響きが少し不安定で、次に進みたくなるような感じ
➖ 減(げん)
- 「短」や「完全」の音程を半音だけせまくしたもの
- 例えば「短3度」を半音せまくすると 「減3度」
- 響きが不安定で、どこかに解決したがる感じ
例✔ 増3度(ぞう3ど)
長3度(ド→ミ)より半音ひろい→ ド → ミ♯
例✔ 減3度(げん3ど)
短3度(ド→ミ♭)より半音せまい→ ド → ミ♭♭(=レと同じ鍵盤)
例✔ 増5度(ぞう5ど)
完全5度(ド→ソ)より半音ひろい→ ド → ソ♯
例✔ 減5度(げん5ど)
完全5度より半音せまい→ ド → ソ♭
🎵さいごに 音に♯や♭がついている場合の説明
楽譜に シャープ(♯)やフラット(♭) がついている場合がありますよね。
その場合の音程の数え方を確認してみましょう。
1. まず「ドレミファソラシドの数」を数える!
シャープやフラットをいったん無視して、
まずは2つの音の 「度数」(=ドレミの数)を数えます。
例:「ド」と「ソ♯」
- 「ド」から「ソ」まで数える(ド、レ、ミ、ファ、ソ) → 5度
2. 次に「種類」を考える!
数えた「5度」が、「完全」「長」「短」「増」「減」 のどれになるかを判断します。
例:「ド」と「ソ♯」(5度)
- まず「ド」と「ソ」は 完全5度。
- 「ソ」に ♯ がついたので、元の完全5度より半音広い。
- 完全5度を半音広げると 「増」 になるので、
「ド」と「ソ♯」は「増5度」 になる!
シャープやフラットは、度数を数えた後に
その音程の「種類」(完全・長・短・増・減)を調節するための記号だと考えると分かりやすいですよ。
🎯 おまけ・間違いやすい!「難問5問」にチャレンジ!
ここまでで、音程の仕組みを一つずつ説明してきました。
初めて学ぶ方にとっては、情報が多くて少し大変だったかもしれません。
でも大丈夫!
音程は、最初は「半音がいくつあるか」 をゆっくり確認していけば、必ず判断できるようになります。
慣れるまでは時間がかかっても、落ち着いて一つずつ見ていけばOKです!😚
最後に、余力があったら「間違いやすい音程」をクイズ形式で解いてみましょう😃
ポイントはやっぱり2つだけ:①まず度数を数える → ②種類(長・短・完全・増・減)を判断する です。
(初心者さんは、鍵盤の上で数えたり、自分で鍵盤のイラスト書いてみるとわかりやすいと思います。)
① 2つの音に♭がついているのに…!
ソ♭ → ファ♭
- 距離:ソ → ファ = 7度
- 元の音:ソ → ファ は 短7度
- 考え方:下のソが♭で広がり、上のファが♭で狭まる → プラマイゼロ!
✔ 答え:短7度
両方に同じ記号(♭)がついたので、広さは変わりません。
② 下の音が♯になると……!
ミ♯ → ラ
- 距離:ミ → ラ = 4度
- 元の音:ミ → ラ は 完全4度
- 考え方:下のミが♯で上がり、距離が狭くなる!
✔ 答え:減4度
完全4度が半音1つ分狭くなった=減4度です。
③ スタートとゴールが逆方向に動く!
シ♭ → レ♯
- 距離:シ → レ = 3度
- 元の音:シ → レ は 短3度
- 考え方:下のシが♭で広がり、上のレが♯でさらに広がる → とても広くなる!
✔ 答え:増3度
短3度よりも半音2つ分も広がり、「長3度」を超えて増3度になります。
④ 上の音がダブル♭??
ド → ソ♭♭
- 距離:ド → ソ = 5度
- 元の音:ド → ソ は 完全5度
- 考え方:上のソが♭♭で半音2つ分下がる → 距離が大きく狭くなる!
✔ 答え:減5度
完全5度がさらに2つ分縮み、「減5度」になります。
⑤ スタートが上がった・・!
レ♯ → ファ
- 距離:レ → ファ = 3度
- 元の音:レ → ファ は 短3度
- 考え方:下のレが♯で上がり、距離がさらに狭まる!
✔ 答え:減3度
短3度がさらに縮んで、とても狭い「減3度」になりました。


